(フォトリーディング練習用読書(第10冊目))
最近私のまわりでシュタイナーの名前をよく聞くので読んでみた本です。
様々な例や逸話を用いてシュタイナー教育の世界感を伝えようとしているのだと思いますが、全体としてポイントがわかりにくく、フォトリーディングでなくじっくり読んだとしても、わかったような分からなかったような?という状態に陥る可能性のある本のような気がしました。
本文のフォトリーディングではうまくいった感がなかったのですが、最後の方で「シュタイナーの教育者の四か条」というのが書いてあって、ここに本全体で述べられていることがまとめられているような気がしました。
その四か条とは、
1.いい加減な態度はいけない、意識的であれ
2.世俗的、人間的な事柄に興味を抱く
3.心の嘘に妥協しない、真実の人であること
4.瑞々しい、新鮮な魂の気分を持つべき
教師というのは感覚的に子供たちの人格を把握できなければ本当の教育はなりたたない、ということがこの四か条で述べられているようです。
教師がどういう人間であるか?子供たちに良い影響を与える教師とは、どのような感覚を持った人間なのか?
ということが問われているのでしょうか。
この本の中でライオンの話が出てきました。
動物園に行った子供がライオンを近くで観察しながら、歯の大きさや毛の長さといったことでそれが「ライオン」だということを実感する過程が大切で、授業で「ライオンである条件」を説明するだけだとそうした重要なプロセスを経ることができない、といった話です。
大人を相手に上手に話をするといったプロセスでは、メタファーとか例え話といった手法が語られることが多いですが、これってどちらも共通する話なのかなあ?と思いました。
結論だけ伝えてもらうのは話が早くていいけれども、未来において役立つ知識としていくためには、大人だって「実感」させてくれる話し方やプロセスが必要なんだと思います。
わたしたち大人が、どれくらい瑞々しい心を持っているかにもよりますけど。